1月5日 千葉県柏署は、柏市布瀬の手賀川で佐藤龍太さん(17)が死亡した事件で、佐藤さんを川に落として殺害したとして小島庸平容疑者(22)ら4人を殺人容疑で逮捕した。

小島容疑者は金銭トラブルがあったと供述している。

柏署によると、小島容疑者は「昨年夏ごろに佐藤さんと同居していた際、家にあった数百万円を盗まれた。」などと供述しており、4日午前2時頃、4人で佐藤さんを自宅から車で連れ出し、欄干にぶら下がった全裸の佐藤さんは手賀川に転落した。




複数がたった一人を攻撃し、死亡ないしは重傷または著しく名誉を損ねるように計らう行為は、最も残酷な行為である。

本来は、一人の人間が一人の人間を殺害する何十倍も罪深い行為と定めるべきことである。


まず、集団リンチというのは残虐性が増しやすい条件下にある。

1対1の場合、被害者からの激しい抵抗があった際に、殺し損ねる可能性が発生する。そのため、1対1の場合は集団リンチよりも短時間で殺害する方法を取りやすい。

また、殺害後の処置・処理にかかる負担が集団リンチは1対1に比べ軽減するという精神的な安心感や連帯感が、殺害までの時間を長引かせる。


そしてなによりも、集団リンチには殺害に至るまでにゲーム性が生まれやすい。
今回のケースも被害者が全裸にされていることが物語っている。


連想的に思い出したものに1999年に起きた「栃木リンチ殺人事件」を思い出した。

被害者は2カ月間に渡り拉致監禁・連れ回され、殴る蹴る、熱湯をかけられる、殺虫スプレーにライターで火をつけ浴びせかけるなどの暴行を受け、死体を検死した段階では皮膚の8割が火傷を負い、特に生殖器は著しく損壊していた。
加害者達は、被害者をリンチしている間に、被害者に銀行から金をおろさせ、その金で風俗店に通うなどの豪遊をしていた。


さて、どんな人間でも、もしも死ぬのであれば、時間を掛けて苦痛と恥辱にさらされるよりも即死を望むはずである。


集団リンチは、遊び半分で精神的なプレッシャーも少なく暴行を加え、被害者の心身の苦痛の最大値を目指す行為なのだ。