鹿児島県枕崎署によると1月3日未明、枕崎市内のコンビニで男性店員に「笑顔がない」などと言って蹴り、重傷を負わせ、土下座を強いたとして、牟田吉行容疑者(56)を逮捕した。

牟田容疑者は客として店を訪れ、レジで精算を済ませた後、接客をしていた男性を店外に呼び出して謝罪を要求したという。男性店員は腎臓を損傷し、約1カ月の重傷。




消費者という立場を悪用した最も許してはならない事件の一つである。

安全な場所から石を投げるような卑劣な行為だ。


店員の態度は自分を映す鏡なんだよ。
こちら側が「どうも」という態度を見せれば、店員もだいたい笑顔なもんなんだ。
自分の立ち居振る舞いが笑顔を引き出せないのだと知るべきなんだ。


自分よりも立場の弱い者に対しては、対等の者以上の寛容さを待たなくてはならない。

仮に店員の態度がビックリするくらいに悪かったとしても、そこで過剰な反応を示すことは、相手と同等以下であることを知るべきだ。


こういうクレーマーやモンスター消費者が、社会全体のレベルを下げる。

それも想像以上に大きく下げる。
 

モンスター消費者は、低価格が当然と勘違いして、安価な商品にまで過剰なサービスを求め、労働者に過剰な要求をする。

残念ながら、企業側も競争を勝ち抜くためにその要求に応えようとして、労働者の酷使を厭わない。

一方で、労働者は消費者でもあり、労働者としての苦痛を他者にも要求するようになり、自らもモンスター消費者と化す。


そうして人々は、労働者として怒鳴られ、消費者として怒鳴るのである。


このような消費者と労働者の関係がストレスレベルの高い社会を作り上げていることは説明するまでもない。


この醜い足の引っ張りあいが、日本の民度を下げるんだ。


多くの人が、消費者として過ごす時間よりも労働者として過ごす時間の方が長いはずである。
だったら、生きやすい社会のためにすべきことが分かるはずだ。


消費者という立場の悪用、それは社会的影響を含め、最も下劣で憎むべき動機である。