愛知県警愛知署は12月17日、元交際相手を首輪でつなぎ自宅に監禁したとして、久保忠生容疑者(47)を逮捕監禁容疑で逮捕したことを発表した。

容疑者は「一方的にふられ、うらんでいた」と容疑を認めているという。

同署によると、久保容疑者は14日午後7時ごろ元交際相手方に侵入し、女性の口を粘着テープで塞ぎ、両足をベルトのようなもので縛り、車の荷台に乗せて自宅へ連行し、首輪でベッドにつなぐなどして16日午前9時半ごろまで監禁した。




そもそも一方的でないふられ方が存在するのか疑問であるが、彼がつないだのは「運命の赤い糸」ではなく首輪であったために、今度は自分が監禁されることになったわけである。


恋愛のもつれだからね…残念な気持ちは分からなくもないが、こういった行動に出てしまうと、ふった女性の判断が大当たりだったということになってしまう。


「ふられる」というのは大きく2通りあるわけである。
交際そのものを断られるパターンと、交際を解消されるパターンである。

古くから男性の場合は、交際そのものを断られるパターンの方がダメージが大きく、後々の人生における女性との距離感にも悪い影響が出やすい。

交際そのものを拒否されるというのは、DNAの否定、両親から先祖の否定、その存在に至る連綿と受け継がれた歴史の否定になるわけである。
この経験は男性の深層心理を深くえぐる。

小説「八つ墓村」のモデルとなった、津山33人殺傷事件は、まさにそういった怨念が表面化された事件である。
犯人の都井睦雄は、自分を見下した女性を次々に殺傷するが、夜這いの風習で自分と関係を持った女性は見逃している(怨念暴発のキッカケはこの女性であったが)のである。


ところが、近年は、今回の事件やリベンジポルノなんていうものもあったりするなど、交際の解消への怨念も強く表面化するようになっている。
ここに現代社会の影響を感じないではいられない。


2014年明治安田生活福祉研究所が出したデータであるが、男性は20代で 77.9% が、30代で 84.8% が恋人がいないという数字が出ている。
さらに、過去に恋人がいたことがない男性は30代で 33.5% で、40代は 24.0% となっている。

こういった数字から男性にとって、恋人の存在というものが健全な精神状態での恋愛が困難なほど希少性が高く、ゆえに依存度が増しているのであろう。


そして、この状況の本質は、やはりデフレ社会である。